「チームの事だけ考えた」(サイボウズ(株)、青野社長)を読んで

ワークライフバランス(worklifebalance)

 この本を読み終わったあと、100人100通りの働き方、という言葉が頭から離れなくなりました。

 創業して社員が増え会社が大きくなり上場まではトントン拍子で進みましたが、数々のM&Aなど買収も繰り返し本来の事業とは関連のない業種の会社まで傘下に収め、社員数何百人という会社になってから数々の経営判断の失敗を繰り返し、いっときは離職率が28%と超の付くぐらいのブラック企業になり、どん底の失墜まで落ちてしまった青野氏。

 そんな中、ひょんなことから本屋で目にしたのが松下幸之助さんの本。

 その本との出会いをキッカケに何かが吹っ切れたのか、社長としての自分自身のあるべき姿、会社の本来あるべき姿を考え直した結果、今のような働く人達全員を尊重した経営にシフトチェンジ

 その後は多様性を理解・マネジメントする手法により「最長6年間の育児・介護休業制度」「副業は原則自由」など、社員重視の画期的な制度を取り入れ、今では業界のリーダーと言うよりも、社員が働きやすい会社作りや働き方改革のオピニオンリーダー的な存在として、本来、企業はどうあるべきか、組織を構成する社員にはどのような働き方をしてもらえば良いのかを提案するなど、働き方改革に関わる様々な場面で活躍されるようになりました。

 そんな青野氏の創業時からの経験談のような本でもあり、思わず読み入ってしまい、アッと言う間に読み進めてしまいましたが、私のように総務人事で会社制度の変革を求められるような立場の人にとっても参考になる良い書籍だと思います。

 以前、サイボウズさんの無料の会社見学にも参加させてもらった事があるのですが、複数回の転職をしている私にとっては、次に転職するならサイボウズが良いな~と思えるような内容になっていますが、今の会社には全く不満は無く、50歳近くなった今、サイボウズのような魅力ある会社作りという事にとても興味があるので、チームの事だけ考えたという本を参考に、今の会社の中で、社員の皆さんが働きやすい会社作り・環境作りをしていきたいと思っています。

 青野氏曰く「今は社員がなかなか辞めなくて困っています」と冗談を言うぐらいに変化をしたサイボウズですが、せっかく良い人材を採用してもスグに辞められてしまって困っているような採用担当の方、採用~定着~貢献につなげていけるような会社制度・人材戦略を考えるような立場の方、人手不足に悩む経営者の方、成長の痛みに直面する伸び行くベンチャー企業の経営者さん、新しい人事制度を模索する実務担当の方(私です)、そしてリーダーとしての資質に悩む管理職の方など、どのような立場の人が読んでもこれからの時代に求められる企業経営像の一つとして参考になる本だと思いますので、ぜひ一読されてみてはいかがでしょうか。

合わせて読みたい本、「最軽量のマネジメント」、サイボウズ副社長の山田氏が書かれた本です。

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