中高年の転職、6年で3倍に・・・

 40歳以上の中高年人材の転職市場が、良いのか悪いのか、大変盛り上がってきているようです。

 中高年の転職、6年で3倍、好待遇の派遣も

 リクルートキャリアなど人材大手3社の41歳以上の中高年の人材の転職紹介数は、2019年度に初めて1万人を超えた見通しで、6年前の3倍の水準となっているようです。

 年功序列、終身雇用制の終焉が既に有識者からも言われ始めて何年も経ちましたが、先日、とある著名な経済学者兼大臣経験者の竹中平蔵氏の講演でも、「今はもう人生100年時代、一つの会社に入社してその会社で定年まで頑張って仕事をして、退職してから老後の生活を楽しむ、という時代ではなくなりました。」「それこそこれからは副業が当たり前、午前はAという仕事をして、午後はBという仕事をして、さらに夜はCの仕事に関する打ち合わせ、と言った時代がもうそこまで来ているんです」というような話しをされていました。

 私も全く同感で、土日はただ単に体を休めたり家族と出かけたりするばかりでなく、将来の事を考えて副業にも時間をかけるようにしています

 一つの会社で定年まで自分の身を削って頑張って最後に退職金を貰っておしまい、その後は余生を悠々自適に過ごすという時代では無くなってしまった、と言うよりも、男性女性とも寿命が延びたこともあり、余生を悠々自適に過ごせる時代では無くなってしまったんですよね。

 なので、40歳を過ぎても、50歳を過ぎても、それでもなお自分自身のスキルや価値を高め続ける努力をできないような人たちは、その一つの組織でも居場所を失ってしまうような時代がもうスグそこまで来ているように思いますので、やはり日頃からの自己研鑽、変化に対応する柔軟性などが求められる時代になってしまったのではないでしょうか。

 上記のような事はベストセラーになったビジネス書、ワークシフト(リンダグラットン著)の中でも切実に書かれています。

 日本社会でも中高年の転職が当たり前というのは、私個人としてはとても歓迎すべき時代ですし、そのために必要なキャリアを積んだりスキルを磨いたりすることがとても重要になると思いますので、各人がそれぞれ自分のキャリ形成を真剣に考えるようになるでしょうし、お互いそれぞれ相乗効果でスキルが磨かれていくと思います。

 なので、日本もやっと、一人一人が自分の生活スタイルやキャリア形成を真剣に考えるとても良い時代になったのではないかと思っています。

 そういう意味では、30代、40代になってから初めて自分の人生やキャリアについて考えるのではなく、学生時代、20代の若いうちからしっかりと自分の生き方や人生のキャリアプランを考え(当然途中で進路変更するのもOK)、40代、50代になってから後悔することがないような生き方をするようにしておきたいですね。