瞑想を2020年4月に始めてから1年半、「ストレス耐性が強くなった」「集中力が高まった」「切り替えが早くなった」「周りの人の言う事にいちいち過剰に反応することが無くなった」「多少の事では動じなくなった」など、様々な効果を実感していますが、それぞれどのような場面で私が実際に瞑想の効果を実感しているのか、具体的に書いてみたいと思います。
ストレス耐性が強くなった
ストレスを全く感じなくなったという事では無く、ストレスを認識してそれに冷静に対処できるようになったという方が正しい理解になると思います。
Brain Drivenという本の中では、実際にはある程度のストレスは人間が成長していく上で大事なことだとも言われています。
特にストレスの一番の原因になるのが人との関係、お金のこと、家族生活などに関する悩みだと思いますが、私は悩みには二種類あると思っています。
一つは、自分ではどうやっても解決できない悩み、
もう一つは、自分がなんとかすれば解決に向かう悩み、です。
自分ではどうやっても解決できない悩みについては、
「もう運を天に任せるしかない」と開き直って待つしかない、と思うのですが、これであれこれ悩んで疲れてしまう人が多いのではないでしょうか。
逆に、自分が何かアクションを起こすことで解決できる、あるいは解決に向かう問題なのであれば、これは知恵を絞ってより良い解決策を考えるなり、実際に行動するなりして解決に向けて一分一秒でも早く動き出すべきではないでしょうか。
悩む価値があるモノ(自分が動くことで解決するもの)については大いに悩んで考えるべきですが、悩む価値が無いモノ(自分ではどうしようも無い、周りの人が解決するべき問題)については、とりあえず横に置いておいて経過を待つ、というのが悩みをストレスに繋げないようにする一つの方法ではないかと思っていますが、瞑想をすることによってこの切り替えができるようになりました。
集中力が高まった
私の場合は腰痛もちで腰が悪く、自分であぐらをかいて直立の姿勢を取ることができないので、毎朝の瞑想では椅子の上、あるいはヨガマットに座って軽くソファーにもたれ掛かって腰に負担がかからないようにしてなるべく背筋が伸びるようにして瞑想をしていますが、この同じ姿勢で毎朝15分、YouTubeのヒーリングミュージック系の瞑想音楽(私の場合はヨガインストラクターであるBlifeのマリコさんの瞑想動画ですが)を聴きながら瞑想に取り組むことで徐々に集中して行えるようになりました。
最初の二週間ぐらいは毎朝取り組んでもたったの15分だけでも足を崩したり姿勢を直したりしていましたが、一ヶ月ぐらい続けた時にはすっかり慣れて、同じ姿勢で15分間集中して瞑想に取り組めるようになりました。
瞑想を始めたばかりの方、瞑想をしても長く続かないという方は、まずは継続することが大事なので、最初は5分~10分ぐらいの短い時間の瞑想に続けて取り組んでみて、徐々に時間を長くしていくというやり方がお勧めだと思います。
瞑想に慣れてくると、逆に毎朝やらないと一日が始まらないというぐらい癖になってしまうと思いますよ。
切り替えが早くなった
瞑想をしていると、仕事の事、家族の事、中学生や高校生の頃の忘れていたような思い出など、いわゆる雑念というものが次々に浮かんでくるわけですが、その一つ一つについてイチイチ深く考え込むのではなく、これは仕事の事なのでいま考えることではない、家族の事は瞑想が終わった後でゆっくり考えよう、昔の事はもう過ぎてしまった事なので今さら考えても仕様が無いなど、スグにパパッとその時の思考から取り除くことが出来るようになりました。
これが瞑想の大きな効果の一つだと思っていますが、同じ悩みについていつまでも考え込んでいても心労するだけなので、解決策を見いだしたらその問題は横に置いておいてスグに次の悩みや問題に対応する、という思考の展開ができるようになってきました。
それが普段の仕事にも生かされるようになり、例えばメールを受け取った場合、1分~2分で対応や回答ができるものはスグに対応、逆に30分~1時間かかりそうな業務に関わる内容であれば一旦備忘記録などに残しておいて後で集中して取り組む、当然そのことについては今やっている業務が片付くまでは一切考えないという対応ができるようになり、仕事の効率や生産性も上がるようになりました。
ただし、瞑想中に突然、今まで思い悩んでいた問題を解決する方法がパッと思い浮かんで来たりすることがあるのですが、逆にこの閃きは大切にしてスグに行動に移すようにすれば、長らく抱えていた問題が解決に向かうこともあるので、それはそれで大事にした方が良いと思います。
周りの人の言う事にいちいち過剰に反応することが無くなった
これは特に仕事の場での話しになりますが、瞑想を始める以前は、社長や部長の一言やメールの指示などに対し過剰に反応していましたが、やるべき指示は仕事としてこなしつつ、相手が何気なく言う一言に対しては、
「あぁ、この人はこういう言い方しかできないんだろうな。」
「そもそも価値観や考え方が違うわけだから仕様が無いな」
という感じで、軽く聞き流せるようになりました。
それは同僚に対しても同じで、基本的には皆さん自分にとってのメリット・デメリットを無意識のうちに考えて意見や行動をしてきますが、それも全てを真に受けて対応していたら共感疲労になって疲れてしまうので、程々の所で対応するようにした方が自分のためになると思います。
これはアドラー心理学の分野に関わる話しでもあるので、興味ある方はベストセラーになった「嫌われる勇気」を読んでみて下さい。
また、瞑想を継続的に行うことでマインドフルネスな状態を維持しやすくなると言われていますので、その都度周りで起きていることにいちいち反応せず、いまその瞬間を自分のやりたい事・やるべき事に集中できるようになるのではないでしょうか。
これは私自身が仕事の場で実感していることです。
浅見帆帆子さん著/朝のひらめき夜のひらめきを読むと、瞑想したくなってしまいますよ
今回改めて瞑想の効果を考えるキッカケになったのが、引き寄せの法則でもお馴染みの浅見帆帆子さんという方が書かれた「朝のひらめき夜のひらめき」という本なのですが、本当にその通りと言うわかり易い言葉で瞑想の効果を表現されているので、ここに一部抜粋させて頂きます。
~「朝のひらめき夜のひらめき」より抜粋~
全てに幸せを感じる
瞑想をしたときに一番わかりやすい私の体感は、「体が元気になる」というものでした。たった20分~30分の瞑想で、深く眠った後のように元気が戻っているのです。
次に、妙に「幸せ」を感じる事に気付きました。歩くのも、運転をするのも、周りの景色を眺めるのも、全てに幸せを感じる・・・「至福」とはこういうことかもしれない、と思い始めたのです。
そして直感力が増します。まず、心にふと湧く思いに以前より気付けるようになり、それをスグに行動に移すようにもなるので、結果的に物事の進み方が加速するのです。
~抜粋ここまで~
私も特に瞑想中、昨日まで思い悩んでいた問題に対する解決策がふと思い浮かんできたり、逆に、もうこれ以上考えても無理だな、と開き直れるようにもなったので、直感と言うか本当にひらめくって感じだと思います。
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