私は毎朝1時間ぐらい、台所仕事をしながらビジネスユーチューバーの方の動画を聴いているんですが、サラタメさんの「会社辞めたい、今すぐ転職したい、そんなあなたへ」という動画がとても参考になりましたので、簡単にご紹介させていただきます。
会社を辞めた場合のリスクも考える
今の会社がイヤだから、今の上司がイヤだから、仕事がつまらないから、と言って会社を辞めても、次の会社がたとえ良い会社だったとしても、次の転職先で良い上司に巡り合えるか、自分の仕事をやらせてもらえるかは実際に転職してみないとわからない部分もあります。
短絡的に退職や転職を決めるのではなく、まずは冷静になって、それこそ土日休みの二日間ぐらいを使って、本当に今の会社を辞めないと自分の理想が実現できないのか、半年や一年踏ん張れば自分のやりたい事が実現できないのか部署異動をさせてもらえればまた違った世界が見えてこないのか、などをよく考え、それでもやっぱりダメだとなった場合に初めて、転職サイトや転職エージェントを活用して転職活動を進めれば良いのではないでしょうか。
勢い・感情だけで判断しない
勢いに任せた判断で退職や転職を決めない方がいい。
これは本当にその通りだと思います。
私の経験でも20代の転職、30代の頃の転職は、ヤリガイであったり、経営者の方針転換についていけなかったり、収入アップのためであったり、冷静に考えて落ち着いて次の転職先を探したりせずに勢いに任せて会社を辞めたこともあり、収入は底をついてきてしまい気持ちの余裕を持った転職活動を行う事が出来なかったこともあり、そうなってしまうと「とりあえず次が決まればどこでもいい」という妥協の転職活動になってしまい、せっかく転職先が決まったとしても、それこそ試用期間中の3ヵ月のうちに後悔するようなことになりかねません。
その場の勢いや感情に任せず、たとえ退職や転職をするとしても、いったん立ち止まって冷静にメリットとデメリットを考えてから判断されることをお勧めいたします。
辞めるべきか判断チェックポイント
ユーチューバーのサラタメさんが、退職を考えたとき、その会社を辞めるべきか、それとも踏みとどまるべきか、原因を4つにまとめてとても良い事をおっしゃっています。
- 人間関係
- やりがいの問題
- お金の問題
- ワークライフバランスの問題
以下、それぞれについて私のコメントも追加させて頂きます。
パワハラなど人間関係
「会社が悪い」のか、あるいは「個人が悪い」のかで、それぞれ取るべき行動が違ってくると言っていて、「会社が悪い」場合には何をやっても意味がないのでサッサと辞めるべき、「個人が悪い」のであれば、その個人とやり合うことなく人事に直接掛け合えば、部署異動させてもらえる可能性もありますし、その上司に対して人事が注意を促すなど、何らかの解決に向かう可能性もあるので、いったん会社内で解決する方法を考えてみるのも一つの方法との事です。
実は私も今から5年ほど前、45歳~46歳のとき、同僚4人全員、直属の上司から酷いパワハラを受けていました。
仕事が間に合わないから残業をするにも定時にタイムカードを押してから夜10時ぐらいまで仕事を続け、それでも間に合わずに土日のどちらかで休日出勤、朝は食欲が出ず、昼もオニギリを1~2個食べたり食べなかったり、夜はストレスがお酒ばかり、今は体重が66キロぐらいありますが、当時は60キロぐらいあるかないかだったかと思います(あまり覚えていません)。
そのような生活をしていたので、いつか健康を害してしまうと思い、退職願いを2回提出しましたがそれも受理してもらえず(他の同僚もみんな辞めたがっていました)、もう話しが進まないと思い、弁護士に依頼してそのパワハラ上司を飛び越えて会社の人事関係部署に対して内容証明郵便という書面を提出し、その書面をもって退職の意思を伝えたところ、あっさりと受理され、翌月とはいきませんでしたが、その3カ月後、12月に退職することができ、さらにその3カ月の間に転職活動をして今の会社への就職も決まっていたので、清々しい気持ちで年末年始を過ごし、新しい年を迎えることができました。
もし辞めたいけれど、なかなか上手く退職の意思を伝えられないという事であれば、EXITのような退職代行サービスもあるので、一人で悩んでいるような方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
ヤリガイの問題
今の会社で何年も仕事をしてきている、この先何年勤めても何も変わらない、という事が明らかであれば、思い切って転職してみるのも一つの方法だと思います。
ただし、転職してスグにその会社でやりたい仕事をやらせてもらえるかは、その会社の企業風土や上司の寛大さなどに左右されてしまうので、転職することで解決できるかどうかはわかりませんし、転職先で1~2年仕事をして認められ信頼されて初めてやりたい仕事を任されるという事もあるので、こればかりは転職してみないとわかりません。
なので、実際に転職活動をして面接を受けるなどして、ヤリガイのある仕事をやらせてもらえそうだと判断できるようなら、転職という手段はお勧めだと思います。
私の場合ですと、今の会社では最初の2年間は経理総務の事務作業がメインでしたが、3年目からは経理総務の仕事に加えて人事の仕事も任せてもらうようになり、バックオフィス全般、会社の制度や仕組みを見直したり、効率化のためのクラウドサービスの導入など、会社に貢献できていると実感できる仕事をやれるようになったので、今では毎日仕事を楽しめるようになりました。
給料が低すぎる
給料、これは自分ではどうしようもできない問題かもしれませんが、一つの会社に勤め続けている限りは、その会社の給与制度に従うしかないので、その会社の給与制度あるいはもらっている給料では足りないという事であれば、何か手段を考えないといけませんよね。
ただ、ここでも一歩踏みとどまって考え、その会社の仕事に不満が無く、しかも自分が成長する環境があるなら、スグに辞めるのはもったいないかもしれません。
土日のアルバイトやウェブ広告など副業で収入を増やすという手段もあるので、そのような転職以外の方法も検討して、それでもダメならやっぱり転職、としても良いのではないでしょうか。
ワークライフバランス
ワークライフバランス、私もいま最も興味を持っているテーマです。
コロナウイルス感染問題をキッカケに自分が勤める会社でも在宅勤務制度を導入しましたが、この制度が結果的に社員のワークライフバランスの充実という点で大きな効果を発揮してくれるようになりました。
また、フレックスタイム制も毎日自由に使えるので、在宅勤務制度とフレックスタイム制度を組み合わせると、時差通勤もできますし、そもそも通勤時間を無くす事もできますし、仕事とプライベートのバランスを自分でコントロールできるようになるので、自己管理をしっかりできる人にとっては業務効率や生産性などパフォーマンスも挙げやすくなり、本当に素晴らしい制度ではないかと思います。
私自身、今の会社に転職したことでワークライフバランスの充実した生活を実感できるようになったので、転職が全ての問題を解決できる、と言い切る事はできませんが、より良い人生を送るための一つの手段になる事は間違いないと思っています。
なので、まずはその会社を辞めるべきかどうかをよく考え、それでも他の選択肢が見つからないようであれば、スグに転職活動をスタートすることをお勧めします。