私が勤める会社も例に漏れず、コロナウイルス感染問題を機にテレワークの制度を導入して自宅でも仕事をできるようになりましたが、個人的にはこのテレワーク制度は仕事と家庭の両立ができ、ストレスなく日々の生活を送れる素晴らしい制度だと思っています。
テレワーク制度をまだ導入できていない企業、あるいは、コロナ禍においていったんはテレワーク制度を導入したもののまた出社前提の勤務に戻してしまった企業など、優秀な若い人材獲得や会社貢献度の高い人材確保の観点からも、テレワーク制度の導入・定着は必須の課題の一つだと思いますので、2020年からテレワーク制度を利用して在宅勤務をできるようになってからの、仕事や私生活でのメリットを書いてみたいと思います。
通勤時間がなくなり朝の時間にゆとりができた
毎日のようにテレワーク制度を利用して在宅勤務をしているわけではないので、週に2~3日をテレワークの日として、それ以外は出社して仕事をしていますが、出社する日には朝8時までには家を出なければならないため、一応毎朝5時~5時30分ぐらいには起きていますが、朝のエクササイズ、クイックルワイパーで床を磨いたり、トイレ掃除や風呂掃除、食器洗いやシンク洗い、家族の朝食の準備などモーニングルーティンをこなしている間にアッと言う間に家を出なければならない時間になってしまい、出社する日はいつも、朝はバタバタと過ごしている感じです(・・;
しかしテレワークを利用して在宅勤務で仕事をする日は10時までに仕事をスタートすれば良いので、出社のために通勤する日に比べて2時間ぐらいの余裕ができ、朝の時間を余裕を持って使えるようになりました。
とは言っても、テレワークの日の朝もやっていることは通勤時と同じように本を読んだりSNSやニュースサイトの情報をチェックしたりなので、大きな変わりは無いのですが、それを自分の机に座ってゆっくり落ち着いてこなすことができるので、同じ読書を取ってみても通勤電車の中と比較すると集中できる度合いが全く違いますよね。
仕事に集中できるようになって生産性も上がり、アウトプットの質が高まった
会社にいると、やれ電話、やれ社内問い合わせと、色々とスグに対応しなければならない作業が発生してしまうのですが、テレワークを活用して自宅で仕事をしているとメール対応は当然ありますが、電話や社内問い合わせのような即対応を求められる仕事が少なくなるので、自分の業務に集中できるのは確かですね。
しかも、スマートフォンでYouTubeを立ち上げて好きな音楽を聴きながら自分の世界に入って仕事に没頭できるので、明らかに仕事の生産性も上がりアウトプット(成果物)の質も高まるようになりました。
とは言っても、今でも紙ベースでの処理や、同僚と直接話しや会議をした方が早いケースもあるので、やはり週に2~3回は出社した方が会社全体の生産性は確保できるのは確かです。
仕事の合間に簡単な家庭の用事を済ませられるようになった
平日に家にいると、宅急便が来たり生協の宅配食材が届いたり、ベランダに干した洗濯物を取り込んだりと、かかる時間は数分から10分程度なのですが、実はけっこうやる事はあるんですよね。
我が家は共働き家庭なので平日には家には誰もいないため、このようなチョットした家庭の用事を済ませられるのはとても有難いことですよね。
「会社の仕事をしている最中に家事なんて」という声も上がってきそうですが、それは社員全員、独身でも家庭持ちでも同じように発生することなので、お互い暗黙の了解ということで寛容に認め合っています。
ちなみに昨年の夏以降、私が在宅勤務で仕事をしている最中に家の用事をこなすことができて助かったことは以下の通り。
- 夏場にベランダに選択物を干していたら突然にわか雨が降ってきたとき
- 同じように、陽が陰る前に洗濯物を取り込めたとき
- パルシステム(生協)の方が宅配食材を届けてくれた時(取っていく人は居ないと思いますが、玄関前に置いておくよりかはスグに家の中に入れられた方が安心ですからね。)
- 宅急便さんの荷物を受け取れたとき(再配達を依頼するのも結構気を遣いますので・・・)
など、どれも数分の作業なんですが、これができるだけでも随分と有難いことだと思います。
在宅勤務で仕事をする日は妻に代わって夕飯作り
在宅勤務で仕事をする場合、18時に仕事を終えたらもうそこからスグに家の用事に取り掛かることができるので、妻に代わって夕飯を作る機会が増えました。
これは私以上に妻が喜んでいることですね^^
18時になったら仕事を終え、妻が帰宅する前にまずは風呂を沸かし、それからスグに家から1分のところにある駅ビル下のスーパーに行って夕飯の材料を購入、帰宅後スグに風呂に入ってから夕飯の準備開始、と言った感じで20時30分から21時ぐらいまでには家族一緒に夕飯を食べ始められるので、これが妻が一番喜んでくれていることです。
なので我が家は夫婦円満、妻が機嫌が良ければ家族全員明るくなるので、お父さんが平日に夕飯を作れることの大きなメリットだと思います。
家族揃っての一家団欒の時間が増えた
コロナ禍前はテレワークを活用した在宅勤務などやったことが無かったので、帰宅は早くても20時、でも平均して21時から22時の帰宅が多かったので、平日は家族と一緒に食事をする事は殆どありませんでした。
しかし、コロナ禍をキッカケに残業は減り在宅勤務の日数も増えたので、20時ぐらいまでにはもう家に居ることが殆どのため、結果、家族と過ごす時間も増え、高校生になる子供達と一緒に一家団欒の時間も楽しめるようになりました。
一週間の働き方や働くペースも自分で決められるのが嬉しいですね
私の部署は経理総務人事のいわゆるバックオフィス業務を上司と二人でこなしていますが、お互い入れ替わりで在宅勤務をしているので、毎週上司と相談して翌週の仕事内容やお互いの家庭の都合などを考慮して自分の生活スタイルに合わせて出勤日とテレワークの日を決められるようになり、働き方をある程度自分でコントロールできるようになりました。
私が勤める会社は外資系で全員が転職組なので、それがテレワーク制度がスグに普及する理由になったと思いますが、おそらく全社員、テレワーク制度の恩恵を享受できていると思うので、コロナ禍の影響で良い方に転んだ働き方改革になったのではないでしょうか。
花粉の時期には在宅勤務だととても有難い
最近になって、2021年春の花粉シーズンが始まりましたが、在宅勤務で仕事ができると家を一切出る必要が無いので、外に舞っている花粉を浴びなくて済むため、これは花粉症の人にとっては相当有難いことですよね^^
テレワークを活用して初めて迎える花粉シーズンなので今まで考えてもいませんでしたが、この春の花粉が舞う時期に家を出なくても仕事ができるというのは私にとっては在宅勤務制度の副産物みたいなものになっています。
私が勤める会社でテレワーク制度の導入を先導したのは実は経理総務人事を担当している私なのですが、改めて、社員にとっても私個人にとっても本当に素晴らしい制度を導入できて良かったと実感しています。
テレワークはワークライフバランスの向上につながる制度だと思います
少なくとも私個人にとっては、テレワーク制度のおかげで生産性が上がり仕事の質は高まりましたし、家族と過ごす時間、私生活の方も充実するようになったので、テレワークはワークライフバランスの向上につながる良い制度ではないかと思います。
ホワイトカラー系の職種であればテレワークでの仕事ができないということは無いと思いますので、まだテレワークを導入していない、コロナが落ち着いたら通常出勤に戻す、などと言った会社さんは、社員の満足度向上や定着率の向上のためにも、今一度テレワーク制度の正式導入を検討されることをお勧めいたします。
“テレワークのおかげで仕事も家庭もストレスなし【社員にとってのテレワークのメリットは?】” への1件のフィードバック